ストロベリームーンのおはなし

6月の満月は

「ストロベリームーン」というらしい。

青い鳥が教えてくれた

Googleも教えてくれた

ストロベリームーン

なんて可愛らしい名前からか

赤やピンクの月を想像する人が多いけれど

実際はそうでは無いらしい。

ストロベリームーンと

呼ぶようになったのは

とある国で

いちごの収穫時期と被るからだそう。

それでもほんのり

赤みを帯びた月を見せてくれるのは

想いの強さか、思い込みか。

恋愛運があがるらしい。

満月は色々なことが起こるらしいが

大きな力に

引き込まれそうになる感覚

私は好き。

そんな力にあやかろうと

外に出てみた。

が、

生憎の曇り空。

天気予報を確認してみた。

彼のところも私のところも

明け方から晴れるらしい。

もう1つ情報が舞い込んできた

明け方は半影月食がみられるらしい。

早起き出来たら

空を見上げてみようと思う。

～

このように

わたしたちの生活は

あたりまえで今更確認するほどのものでは

ないかもしれないけれど、

何かしらの外部情報によって

構成されていることが多い。

らしい、そうらしい。

らしい、で止まらせ

らしいで伝える逃げ道を。

常に持っておきたい。

たまには

自分の思考と心を切り離して

私の心が

そう言っているらしい

と、

他人事のように捉えてみるのも

いいかもしれない。

外部からの刺激を受けた心を

自分で殴ってしまうことのないように

刺激を刺激として

自分を苦しめることがないように

らしい、

で止めるのもいいし

それと同時に

自分以外に優しい私でも

そうできないことがあるという心を

上手く自分の中で消化、昇華して

どこか別のところへ

放り投げられるようにすることが

生きやすさに繋がるのかもしれない。

と、

満月の力で

考えてみたりする夜。