落とした。の拾い方

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共感と同意のおはなし

 

暗い

 

深い

 

怖い

 

いつもなら聞こえない音が

 

雑音が

 

音として入ってくる。

 

いつもは気にしないスイッチ灯が

 

今日はやけに眩しい。

 

吐き気は本当に気だけで

 

実際吐いてしまうことが嘔吐なんだと

 

病院の診察で知った。

 

吐き気がします。だけじゃ吐いていない。

 

嘔吐しました。まで言わないと

 

専門的な知識を持った人たちは

 

基準が高いので

 

こちらが細かく言わないと

 

正しく伝わらないこともある。

 

 

難しい。

 

 

そんなことを考える余裕もないから

 

病院に駆け込んでいるのに。

 

私のお気に入りの先生は

 

心療内科の薬切らしちゃいました。

 

っていうだけで点滴をしてくれる。

 

それはもう、

その先生の経験と

私への配慮。

 

配慮。気遣い。相手の心を読み解く力。

 

共感力。

 

 

生きてて大切にしたいのが

共感力。

 

いくら自分が理解できないことでも

 

それは違うだろ…と思うことでも

 

最初は共感する。

 

相手の望む答えを考える。

 

そこが通らないと

 

私の気持ちも通して貰えない。

 

でも相反する共感には

 

自分の気持ちを入れてはいけない。

 

そうだよね、よね、は危険。

 

そう思っているんだね、そう考えるんだね。

 

でいい。

 

よね、は私も同意してしまうから。

 

思ってもないことに同意なんてしたら

 

私の心がかわいそう。

 

 

とはいえわたしは弱い。

 

共感した後、わたしはわたしを通せない。

 

相手が強ければ強いほど。あたりまえだけど。

 

誰に対しても、

 

どんな状況でも

 

それは違うんじゃない?

 

が出る人は本当に素晴らしいと思う。

 

自分を守ることが上手なんだなと思う。

 

わたしはそんなことできない、

 

事を荒らげたくないのだ。

 

そのためなら自分の心は消す。ないものとする。

 

隠すのではない、もう、心を消すのだ。

 

そしたらもう機械作業。

 

私だけが相手の気持ちをくみとればいい。

 

相手の暴論を、そうだね、そうだねと

受け入れる。

 

そうすればもう

 

心なんてないのだから

 

涙もでない。悲しくもない。

 

ただただ広い、闇が広がるだけ。

 

思考が止まる。

天井に宇宙が見える。

 

宇宙を綺麗と思えない。

 

深い闇しかない。

 

それをどう思うのかも分からない。

 

だって心は忘れてきたから。

 

 

世界なんて建前だらけなのだから

 

それでいい。私だけが、

私の心を知っていればそれでいい。

 

建前99%の世界で生きているから

 

あとの1%は

わたしだけのもの。

 

そこまで侵されてしまったら

 

きっとわたしは崩壊する。

 

小さなことの積み重ねが

 

大きなものになる、

 

というのはプラスの意味で使われることが多い。

 

コツコツ、マメに、

 

ただこのコツコツがマイナスだと厄介だ。

 

我慢して、我慢して、我慢して、我慢する。

 

心を消すのも、守るつもりで実は消費も多いもの。

 

でも我慢が崩壊して

 

1パーセントの気持ちがでたとき

 

世界は我慢を知らないから

 

私を潰そうとする。

 

こわい。

 

だからわたしは

 

なにもできない。

 

世界は大きい。

 

 

今日もきっと  

 

共感と同意をしつつ

 

吐き気と戦いながら

 

呼吸をするんだろうな。